インプットしたら、すぐアウトプット。
少しずつでも繰り返していくことで、
知識や経験は、ちゃんと自分の中に根づいていくんですね。
…なんて、今さら何を言ってるの?
そんな声が、自分の中から聞こえてきそうです。
頭ではずっとわかっていたこと。
でも、行動に移すのって案外むずかしい。
まぁまぁ、そんな自分も受け入れながら。
だから今日も、無理なく、心地よく。
本日も、ゆるっとアウトプットです。
実は私、ずっと「アウトプット」が苦手でした。
本を読んだり、講座で学ぶのは好き。
でも、それを“外に出す”となると、ブレーキがかかってしまう。
きっとどこかに、自信のなさや
「ちゃんと伝えなきゃ」という気負いがあったんだと思います。
でも最近、ようやく気づいたんです。
感謝でした。
大切なのは、完璧な言葉じゃない。
自分の言葉で伝えること。
それに気づいてからは、
インプットのときにも「どうすれば伝えられるかな?」と自然と意識するようになり、
少しずつアウトプットに抵抗が減ってきました。
うまく伝わるかどうかは、あとからわかること。
反応をみながら、修正していけば良いことだから。
それよりも、「感じたことを素直に言葉にする」ことがきっと未来につながっていく――そんなふうに思えるようになりました。
そんな私が変わるきっかけになったのは、
アウトプットを楽しそうに実践している方と
出会ったこと。
その姿を見て、「私もやってみようかな」と思えたんです。
50代だからこそ、言葉に深みが生まれる。
これまでのキャリアや経験は、決して無駄じゃない。
むしろ、それが誰かの心にそっと灯ることもあるはず。
家事と仕事のあいだで、ゆれる心──
「対岸の家事~これが、私の生きる道…」には、
「両立って、そんなに簡単なことじゃない」──
そんな静かなメッセージが込められていたように思いました。
サブタイトルやビジュアルだけを見ると、「ああ、女性向けのホームドラマね」と感じる方もいるかもしれません。
けれど実際に観てみると、そこには、今の日本社会が抱える深いテーマが丁寧に描かれていました。
たとえば、「家事と仕事の両立」。
私たち50代の女性──特に仕事を持ち、人生の節目を意識しながら生きる“キャリアセラピスト”にとっては、まさに他人ごとではないテーマです。
子育てを終えた後も、家のことは「女性がやるもの」という空気は、まだまだ根強く残っています。
そして、仕事に真剣に向き合えば向き合うほど、家とのバランスに悩むことも増えていく。
ふと立ち止まった瞬間、「これでいいのかな…」と自分に問いかけたこと、ありませんか?
ドラマの中では、そんなモヤモヤや葛藤を声高に叫ぶのではなく、日常の風景の中に静かに織り込むように描かれていました。
育児、介護、そして職場での違和感…。
ひとりの登場人物が、それらすべてを抱えながら、ときに迷い、ときに踏ん張りながら生きていく姿に、多くの視聴者が共感したのも納得です。
「女性の社会進出」という言葉は、ずいぶん前から使われています。
でも現実には、“担うもの”が減ったわけではありません。
むしろ、今の50代は親の介護や自身の体調と向き合いながら、
「まだまだ働ける」「もっとやりたい」と、自分を励まし続けている世代なのです。
だからこそ、あのドラマがそっと伝えてくれた
「完璧じゃなくていい」
「頑張るあなたを、ちゃんと誰かが見ている」
というメッセージは、心にじんわりと染みてきます。
家事と仕事を「どう両立するか」よりも、
「どう自分の気持ちと折り合いをつけていくか」。
そんな視点で生き方を見つめ直すきっかけを、ドラマは私たちに与えてくれていたのかもしれません。
そして何より、家族の幸せを一番に願っているあなたへ──
サロンに来られたときには、どうか肩の力を抜いてください。
社会的な役割や日々の責任は、少しの間だけ脇に置いて、一人の「女子」として、自分自身をやさしくゆるめる時間を、たっぷり味わっていただけたらと思います。
その小さな“緩み”が、また明日を生きるための大きなエネルギーになる。
そんな時間を、私は心を込めてサポートさせていただきます。
人にはそれぞれ、得意・不得意、好き・苦手があります。
それは年齢を重ねても、いや、むしろ重ねるほどにハッキリしてくるものかもしれません。
「自分は何がやりたいのか分からない」
そんなときは、まず目の前にあることに取り組んでみるのも、立派な一歩です。
やってみるうちに、
「これは意外とできそう」
「こういう感じ、ちょっと好きかも」
そんな感覚が、自分の中に少しずつ湧いてきます。
その感覚こそが、自分の“これから”をつくるヒント。
他人に聞いても、本当の答えはわからないものです。
特に気をつけたいのは、「憧れ」が「得意」や「好き」とは限らないということ。
自分の強みを活かし切るには、
やっぱり自分自身を観察していくことがいちばんの近道。
50代は「まだまだこれから」が叶う世代です。
肩の力を抜いて、まずは一歩踏み出してみましょう。
きっと、自分だけの道が見えてきます。
3分でできる!腰のねじれ解消ストレッチ
✅所要時間:各30秒 × 6種(合計3分)
すべてイスや床でできる、簡単な動きです。
その日の疲れが軽減できたり、
足がつらないとか、
いろいろな効果が期待できますね。
是非お試しください。
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①【膝倒しワイパー】(30秒)
❶ 仰向けに寝て、膝を立てる
❷ 両膝をそろえて左右にパタンパタンと倒す
→ 腰椎のねじれをリリース
▶ 呼吸を止めず、リラックスしながら

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②【骨盤ねじり座りストレッチ】(左右 各30秒)
❶ イスに浅く座り、背筋を伸ばす
❷ 右手を左膝に置き、ゆっくり左へ体をひねる
❸ 反対も同様に
→ 腰〜背中の回旋筋を整える

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③【腸腰筋のリリース】(左右 各30秒)
❶ 片膝立ちになり(ランジ姿勢)
❷ 後ろ脚の股関節前側(腸腰筋)を伸ばす
→ 座り姿勢で短縮しがちな腸腰筋を伸ばすと骨盤が整います

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④【キャット&カウ】(30秒)
❶ 四つ這いになり、背中を丸める(吐く)
❷ 背中を反らせて顔を上げる(吸う)
→ 背骨全体を波のように動かし、腰椎のつまりとねじれを緩める

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⑤【お尻ほぐしストレッチ】(左右 各15秒)
❶ 椅子に座って右足を左膝の上に乗せる(数字の4の形)
❷ 背筋を伸ばし、少し前に倒れる
→ 大臀筋〜梨状筋の緊張をゆるめることで、骨盤の左右差を整える

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☘️ポイントまとめ
• 動きは「ゆっくり」「呼吸と一緒に」
• 左右差を感じたら、硬いほうを少し長めに
• 無理せず“気持ちいい”感覚でとめる
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🎁オプション(時間があるときに+1分)
• 足裏をほぐす → 足趾を広げる、ころころ刺激する
→ 下から整えると、骨盤と背骨も安定します!
朝、身体が動かない…それでも、大丈夫。
最近、朝起きたときに
「あれ?身体が固まってて動かない……」
そんなふうに感じること、ありませんか?
かつては布団からすっと起き上がれていたのに、
いつの間にか、関節がぎこちなくて、背中も腰もなんだか重たい。
年齢のせいかな、とちょっとため息が出ることもあるかもしれませんね。
でもね、大丈夫なんです。
そんなときこそ、無理をしないで「できる範囲」で、
まずは足首をくるくる、首をゆっくり回すところから始めてみてください。
「動かそう」としなくていい。
「動かしてみようかな」と、やさしく声をかけるように。
そして、深呼吸をひとつ。
肩の力を抜いて、ゆっくり、ゆっくり。
最初は少しずつでも、
続けていくうちに、身体の内側からエネルギーが戻ってくるのを感じられるはず。
「おはよう、わたしの身体」って、あたたかく声をかけながらね。
50代。
まだまだ現役で働いて、周りの人を支えたり、
自分の夢やライフワークに向かって走り続けたりしているわたしたち。
でも、だからこそ――自分の身体との対話を、忘れないでいたいものです。
一日を気持ちよく始めるための、小さな朝の習慣。
それは、これからの人生をもっと軽やかに、心地よくしてくれる、
大切な自分への贈りものかもしれません。
今日も、自分をいたわる朝を。
そして、あなた自身のペースで、軽やかに動き出しましょう。
「これからは、ふたりの時間を楽しもうね」
子育てが一段落した今、そんなふうに夫婦で未来の話をする時間が増えてきました。
けれどその矢先、夫の身体に少しずつ、見過ごせない“変化”が現れ始めたのです。
呼吸が浅い?めまい?いつの間にか全身に不調が…
夫は現在65歳。
もともと猫背で、右側に背骨が弯曲している体型でした。
私はセラピストとして、肩や股関節への新しい手技を試しながら、毎回10分ほどの施術を続けていました。
ある日、「なんだか、息がしにくい」と彼が言い出しました。
さらにしばらくして、「立ち上がるとふわっとする」とめまいを訴えるように。
私の目から見ても、全身に力が入りにくく、疲れやすそう。
どこが悪い、というより、“全体的に元気がない”という印象でした。
セラピストである私が、家族のケアに本気で向き合った瞬間
私はこれまで、たくさんのお客様と向き合ってきました。
けれど、家族、特に夫という“身近な存在”のケアに、こんなに真剣になったのは初めてだったかもしれません。
身体はすべてつながっている。
肩の緊張が胸郭を閉じ、呼吸を浅くし、心も塞ぐ。
骨盤の傾きが、背骨を歪め、足の使い方にまで影響する。
その連鎖を、私の手でゆっくりほどいていこう。
そんな気持ちで、最近は胸郭・腹部・後頭部・足元と、呼吸や自律神経を意識した施術にシフトしています。
「元気でいる」それが私たち夫婦の新しいテーマ
この出来事を通して、私たち夫婦の共通テーマがはっきりしました。
それは── 「元気でいること」。
旅行に行きたい。
美味しいものを食べたい。
季節の花を見に行きたい。
そういう小さな幸せを、健やかな身体で感じていきたいのです。
キャリアセラピストとしての“その先”へ
私たち50代、60代になると、「誰かのケア」から「自分自身と家族のケア」へと視点が移っていきます。
それは、施術者としてのスキルを、これからの人生にどう活かしていくか──という問いにもなります。
私は今、自分の大切な人に手を当てながら、セラピストとしてもう一段深く、成長しているような感覚があります。
不調は悲しいことだけれど、
そこから“これからの生き方”が見えてくることもある。
そんな気づきを、同じように日々奮闘する50代のセラピスト仲間たちと、これからも分かち合っていきたいと思っています。
最後に
パートナーの不調は、人生の“立て直し”のサインかもしれません。
施術家として、そして一人の人生の伴走者として──
あなたなら、誰に手を差し伸べたいですか?
「呼吸って、大事だったんだ」
最近、そう感じることが本当に増えました。
呼吸法を根本から学ぶために、
現在はとし先生に師事しています。
特に実感しているのが、骨盤底筋との関係。
実は骨盤底筋は、
深く息を吐くときに活性化しやすいんです。
仰向けになって、細く長く息を吐いてみてください。
すると、腰骨の内側あたりが少し固くなる感覚があるかもしれません。
これがまさに、骨盤底筋(正確には腹横筋)が働いている証拠。
立っていても、座っていてもOK。
一日数回、「吐く息」を意識するだけで
骨盤底筋が自然と使いやすくなっていきます。
ポイントは、
腰骨の内側がちょっと固くなる感じを数秒キープすること。
そこに、
お尻をキュッと引き上げるイメージを重ねると
より効果的なトレーニングになります。
がんばらなくても、
“意識”だけで整うことって、あるんです。
ぜひ、今日から試してみてくださいね。
年齢を重ねるごとに、
がんばりすぎた心と身体は、
知らないうちにたくさんの緊張を
抱えているものです。
家族のこと、仕事のこと、人間関係。
「自分のことは後回し」にしてきた時間が、
気づかないうちに心と身体のこわばりと
して現れてきます。
そんな時こそ、
アロマの香りに包まれながら
やさしい手のぬくもりに身をゆだねるひとときを。
それは、力を抜いて「わたし」に戻る時間。
呼吸が深くなり、心までふっと軽くなるのを感じるはずです。
今のあなたに合った精油を選び、
ゆっくりと丁寧に、筋肉やリンパへアプローチしていきます。
めぐりが整い、ふわっとゆるむ身体。
そこには、どこか懐かしい安心感が広がっていきます。
年齢のせいにしてあきらめるのではなく、
もっとラクに、もっと心地よく。
自分をいたわる時間が、
これからの毎日をやさしく変えてくれる──
アロママッサージは、そんな時間を持ってみませんか?
ジメジメした日が続き、クーラーを使う季節。
巻き肩ぎみの左肩が、さらに固まってしまった…とお客様が来店されました。
今回は整体90分のご案内でした。
胸の筋肉が縮んで肩を前に引っ張ることで、
クーラーの風による冷えも加わり、肩まわりはガチガチに。
せめて、風が直接当たらないようにすること。
そして、胸をゆるめて、肩を開いていくことが大切です。
「今日はぐっすり眠れそう」
そんな一言に、私もほっとひと安心。
湿度と冷えに負けない、しなやかな身体づくり。
この季節も、丁寧に整えていきたいですね
施術が進み、身体がゆるんでくると
呼吸が深まり、すやすやと眠りに入るお客様もいらっしゃいます。
その静かなリズムにそっと寄り添いながら、
私は手を止めず、静かに集中を続けます。
でも、ガチガチに固まった肩に触れるときだけは、別。どんなに眠っていても、力加減は必ずたずねます。
眠っているように見えても、
身体はちゃんと、感じているから。
後で揉み返しが起きるのは、つらいです😓
「ここなら安心してまかせられる」
そう思っていただけるように、
一手一手を、丁寧に、大切に重ねています。
自分を律する」って、やさしいことだった
50代になってから、
ふと立ち止まる瞬間が増えてきました。
これまでがんばってきた分、
少しだけ、自分のことが後回しになっていたのかもしれません。
そんなとき、
トシ先生から呼吸法を学ぶ機会がありました。
はじめは「ちゃんとできるかな?」なんて思っていたのですが、
ただ静かに呼吸に意識を向けていると、
だんだんと自分の内側が整っていくような感覚がありました。
⸻
呼吸に向き合うようになってから、
自分自身のケアを大事にしたいという思いが、自然と育っていきました。
するとまわりにも、
自分を大切にする人たちが少しずつ集まってきたように思います。
気を張らなくてもいい。
お互いにリスペクトがあって、無理のない空気が流れている。
そんな場所に身を置けることが、今、とても心地よく感じています。
⸻
かつての私は「自分を律する=がんばること」と思っていました。
でも今は、
「自分を大切にすること」と、とても近いもののように思えます。
日々の中で、呼吸にふっと意識を向けてみる。
その小さな時間が、自分にとっての大事な軸になっていく。
⸻
今、この瞬間も、私は呼吸を探究しています。
私の中に、穏やかに呼吸が流れていて、
そこにそっと意識を向けると——
不思議と、感謝とあたたかさが湧いてくるのです。
それは、無理に何かを変えようとしなくても、
「今ここ」に戻れる感覚。
もしかしたらそれが、
私にとっての「自分を律する」ことなのかもしれません。