いい流れが入りやすい身体と心を整える。
運は、特別な日に突然やってくるものではなく、
毎日の「小さな丁寧さ」の積み重ねの中で育っていきます。
その丁寧さは、特別なことではありません。
ふと空を見上げて季節の移り変わりを感じる――
そんな小さな気づきも、立派な丁寧さのひとつです。
人とのつながりをそっと大切にすること。
自分の体と心の声に、ふっと耳を澄ませること。
そして、誠実にやるべきことをコツコツ続けること。
その積み重ねこそが、
いざという時にあなたを助けてくれる “味方” を呼び込む力になります。
そしてどんな結果になっても、
「これでよかった」と静かに息をつけるように、
今この瞬間の自分を整えておくこと が何より大切です。
50代のゆらぎは決してマイナスではなく、
“これからの人生をしなやかに歩くためのサイン”。
むしろ、変化に気づける大切なタイミングともいえるでしょう。
つい不調を「悪いもの」と捉えてしまうと、
気持ちが沈み、マイナスのループにはまりやすくなります。
でも、それを “気づき” として受けとめる と、
自然と「じゃあ、私にできることは?」と
“術(すべ)” に目が向き始めます。
これがまさに、心のリフレーミング。
ただし、変化に対して過剰な期待を持つ必要はありません。
呼吸法のように、ただ今の自分と真摯に向き合う時間が、
気づきを深め、心を整えてくれることも多いのです。
自分を大切に扱う毎日の習慣こそが、
これから先の “いい流れ” をひらくセルフケアになっていきます。
🌿 疲れ・冷え・むくみ…それ、もしかして「ひぞう」のせい?
最近、こんなことありませんか?
・なんだか疲れが取れない
・手足がいつも冷たい
・夕方になると足がむくむ
年齢のせいかな…と思いがちですが、
実は 「ひぞう(脾臓)」の元気が落ちている サインかもしれません。
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🫀 ひぞうってどこにあるの?
ひぞうは、おなかの左うしろ側・あばら骨の中にあります。
背中に近いところで、
胃やすい臓と“手をつないで”支え合っている臓器です。
普段あまり意識されませんが、
ひぞうは私たちの体をしっかり支える“縁の下の力持ち”なんです。
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💪 ひぞうの大切なしごと
ひぞうは、見えないところでこんな働きをしています。
1️⃣ 古くなった血をきれいにする
使い終わった赤血球を分けて、体が使える形に整えます。
2️⃣ 体を守る(免疫)
ウイルスやばい菌とたたかう細胞を集めてくれます。
3️⃣ 血をためておく
必要なときにすぐ使えるように、血液をストックしています。
つまり、ひぞうは
「体を守る」「血をめぐらせる」「酸素を届ける」
ためのとても大事な臓器なんです🌸
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🌸 ひぞうが疲れるとどうなる?
ひぞうが元気をなくすと、
次のような不調が出やすくなります。
・風邪をひきやすい(免疫が下がる)
・顔色が悪い、立ちくらみがする(血が足りない)
・いつもだるい(疲れがとれない)
・手足が冷える
・むくみやすい
どれも「更年期だから…」「年齢のせい」と思いがちですが、
実は、ひぞうのサポート不足が関係していることもあるんです。
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🌬 ひぞうを元気にする“呼吸法”
ひぞうは、おなかの中の空気の流れとも深く関係しています。
だから、無理に動かすよりも、
「呼吸」で内側から整えるのがおすすめです。
🍀 やってみよう!ひぞうを整える呼吸法
1️⃣ イスにすわるか、寝ころんでおなかに手をあてます。
2️⃣ 鼻からふわっとはいてから、
ゆっくり息を吸って、
おなかがふくらむのを感じます。
3️⃣ 鼻からゆっくり息をはいて、おなかがしずむのを感じます。
4️⃣ これを 5〜10回 くり返してみましょう。
呼吸を続けていると、
血のめぐりをよくして
ひぞうへも働きかけてくれるでしょう。
注意👀⚠️
呼吸は当たり前にしているため、自分で気づくには難しいかもしれません。焦らず続けてみてくださいね。
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🌺 オハナでは…
オハナでは、
ひぞうを整えるための“呼吸力”を高める
パーソナルセルフケアレッスンを行なっています。
おうちでも続けられるやさしい方法で、
冷え・むくみ・疲れの改善をサポートします。
自分の呼吸で、体の中から整えていきましょう🌸
🌬️呼吸法でできる簡単セルフケア
呼吸って、
“自分をゆるめるスイッチ”でもあります。
調子が悪いとき、
肩や首、みぞおちが固まっていることが多いんです。
そんなときは、まず――
💨 息を「吐く」こと から。
深く吸おうとしても
上手くいかないかも。
口から「ふ〜」っと細く長く吐く。
それだけで、
お腹が少しずつやわらかくなって、
全身の緊張がゆるんでいきます。
身体がゆるむと、
気持ちもやさしく戻ってくる🌿
今日のセルフケア、
“吐く呼吸”からはじめてみませんか?🌿 1日5分 ファシアケア習慣
1. 呼吸で全身をゆるめる(1分)
• 椅子に座るか仰向けに寝る。
• 両手をお腹に置き、ゆっくり鼻から吸い、口から吐く。
• 息を吸うとお腹がふくらみ、吐くと沈むのを感じる。
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2. 肩・首ほぐし(1分)
• 肩を前後にゆっくり回す。
• 首を左右・前後に軽く倒す。
• 硬さを感じるところは呼吸に合わせてゆっくり伸ばす。
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3. 背中・腰のキャット&カウ(1分)
• 四つん這いになり、背中を丸めて息を吐き、反らして息を吸う。
• 背中全体の動きを意識して呼吸と合わせる。
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4. 脚・下半身ほぐし(1分)
• 椅子に座って足首をゆっくり回す。
• ふくらはぎや太ももを軽くさすって血流を促す。
• 足の裏から太ももまでつながりを意識。
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5. 全身のびのびストレッチ(1分)
• 両手を頭上、つま先を伸ばす。
• 息を吸いながら全身を引き延ばし、吐くときに力を抜く。
• 全身のファシアネットワークがゆるむイメージ。
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💡 ポイント
• 無理せず、呼吸と連動させることが大事。
• 毎日5分で十分、体が軽く動きやすくなります。
• 習慣化すると肩こりや腰の張り、身体が軽く動きやすくなりますね。
朝、呼吸法をします。
ゆっくりと呼吸を感じていると、
内側が少しずつ静かになっていくのがわかります。
セラピストとして、そして一人の人として、
どんな状況でも、
心の軸を整えておきたいと思っています。
その軸を整えるために、“呼吸法”は最適でした。
呼吸を通して、
自分の内側に静かに意識を向けていくと、
これまで見えていなかったもの、
あるいは見ようとしてこなかったことが
少しずつ見えてくるようになります。
そうして気づきを重ねていくうちに、
生活の中にも小さな変化が現れてきました。
例えば、
マイナスを引きずらなくなったり、
まわりに素直にサポートをお願いできるようになったり、
「一人の力はしれている」と思えるようになったり。
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呼吸法にはさまざまなバリエーションがありますが、
今は “クンバカ” と “ウジャーイ” が私の推しです。
どちらも、静けさと力強さのバランスを感じられる呼吸法。
クンバカ(呼吸を止める瞑想法)
1. 息をゆっくり吸い込む
2. 一瞬息を止める
3. ゆっくり吐き出す
効果:心を落ち着け、内側の感覚を研ぎ澄ませることができます。
短時間でも、気持ちがクリアになり、集中力や判断力が高まるのを感じます。
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ウジャーイ(海のような音を響かせる呼吸)
1. 鼻から息を吸う
2. 喉の奥を軽く締め、息を吐きながら「うー」と音を立てる
3. 吸うときも同じように意識して行う
効果:呼吸にリズムが生まれ、身体と心が同調します。
深い呼吸を意識することで、緊張がほぐれ、心も穏やかになります。
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呼吸法は、たった数分でも心の軸を整える力があります。
私の場合は、朝のこの時間が一日のベースとなり、
日々の小さな変化や気づきにつながっています。
もしよければ、あなたも朝の数分、呼吸に意識を向ける時間を取り入れてみてください。
小さな変化や気づきを感じられるでしょう。
呼吸を活用したおすすめメニュー
最近、寒暖差で鼻がムズムズしたり、鼻水や空咳が出る…そんな不調を感じていませんか?
これは「寒暖差アレルギー」と呼ばれるもので、花粉症のようなアレルギー反応ではありません。
医学的には「血管運動性鼻炎」といい、温度の変化で鼻の血管が過剰に反応して起こります。
急な寒暖差で自律神経が乱れると、特に副交感神経が優位になり、鼻水が出やすくなります。
そんなときは、手軽な呼吸法で自律神経を整えるのがおすすめです。
呼吸法
• 鼻呼吸:鼻でゆっくり吐いて吸って吐いてを繰り返す
• ボックス呼吸:まず軽く息を吐いてから→4秒吸う → 4秒止める → 4秒吐く → 4秒止める
• 3・6・9呼吸:まず軽く息をはいてから→3秒吸う → 6秒止める → 9秒吐く
おすすめタイミング
• 朝起きてすぐ:一日のスタートに
• 日中の休憩時:ほっと一息
• 就寝前:眠りやすく、夜の不快感を軽減
私は、集中したい、頭を空っぽにしたい時3.6.9呼吸を3分ぐらい行っています。ストレス解消されて心の中も身体も緩みを感じます。
一度お試ししてみてくださたあ。
みんなが感じる「体の痛み」や「コリ」。
その原因は、じつは“筋肉”や“骨”だけではないんです。
本当の理由は、
体の中の組織が「酸素をちゃんともらえていないこと」や
「血管がギュッと押されて、血の流れが悪くなっていること」なんです。
だから、マッサージやストレッチをしても、
しばらくするとまた痛みが戻ってしまうんですね。
でもどうして、そんな大事な“血の流れ”のことを
あまり知らない人が多いのでしょうか?
それには、2つの理由があります。
ひとつめは、学校で教えてもらえないからです。
先生たちは「筋肉」や「骨」のことはしっかり習いますが、
「血管」や「リンパ」のことは、ほとんど勉強しないままなんです。
ふたつめは、病院のレントゲンやMRIでは
血の流れが悪くなっている場所が見えないからです。
見えないものは、気づきにくいですよね。
だから、これは「手で感じる先生たち」だけが見つけて
治せる、とても大切な部分なんです。
でも、「じゃあ、今まで習った筋肉や骨のことは意味がないの?」と思うかもしれません。
それはちがいます!
筋肉や骨の知識はとても大切です。
血の流れのことを知り、体感すると
「なぜ筋肉がかたくなるのか」
「なぜ骨がゆがむのか」
腹落ちするようになるでしょう。
決して難しくありません!
そして、全身に血をめぐらすには、
体を動かす。
その中でも、いちばん簡単な方法は「呼吸」です。
ゆっくり細くはいて、
ゆっくり骨盤基底群から息をいれる。
それだけでも、体の中をあたたかい血が流れはじめますよ🌬️
親子関係、上手くいってますか?
私は相変わらずダメですけど、
呼吸法を実践しているうちに
“力を抜く”がよい方向へ傾いていく。
もしかしたら、彼らと
距離が少し近くなったかな?
視覚化はできないですけど、
父の言動から想像しています。
両親も“お年頃”。
年相応に、あちこち不調が出ているようです。
母はいつも、いろいろ話してくれます。
父はほとんど自分の不調を口にしません。
人に弱音を見せない彼が強く出ているのでしょう。
そんな父が珍しく、不調を話してくれたので、
さらっとセルフケアをお伝えしてきました。
丁寧に過ごせる、幸せ
朝晩の冷え込みに、
ようやく夜ぐっすりと眠れるようになりました。
外に出ると、金木犀の香りがふわり。
季節が進んでいくのを感じます。
そろそろ年末のお節料理を決める時期。
今年も、昨年と同じところでお願いしようかしら。
先日、コロナにかかってしまい、
しばらくほとんど動けず……。
元気でいられること、
それだけで幸せだと心から思いました。
朝、床を磨いて身体を動かす。
そんな何気ない時間が、
いまはとても愛おしく感じました。
目の前に幸せが溢れてる、気づかなくても
ささやかな幸せを、丁寧に重ねていきたいですね。
10月、呼吸に意識を向けて心地よく
10月に入り、朝晩の空気がひんやりとしてきましたね。
木々の色づきも少しずつ始まり、季節がゆっくりと進んでいくのを感じます。
そんな変化の時季こそ、呼吸に意識を向けてみましょう。
せかせか動き続けると、呼吸は浅くなり、肩や心までこわばってしまいます。
そこで、ちょっとした呼吸のコツ。
肩に意識をあげて、そっと持ち上げる。
吐く息とともにふわっと下ろしてみる。
秋の空気に重さをゆだねるように。
息を吸うときは自然に、心地よく。
吐くときは、吸うよりも少し長めに。
まるで木の葉が風にのって舞い降りるように。
これだけで、肩の力が抜けて、
秋の澄んだ空気と一緒に、
自分のペースを取り戻せる気がします。
呼吸に耳を澄ませる時間は、
自分とやさしくつながる時間。
気づけば、それが日常に根づいていきます。
まずは、ひと呼吸から。
今日も、深く息を吐きながら
心地よく秋を味わっていきましょう。